全日本高校女子サッカー選手権 決勝
藤枝順心が2年ぶり4回目の栄冠を掴んだ!
決勝ゴールを決めた、藤枝順心の池口選手は昨年の同大会で開始わずか40秒で怪我によりピッチを後にした選手。
(チームも1回戦で敗退。)
準決勝でも、その怪我で苦しんでいる池口選手を手紙で励まし続けた小原選手とのコンビで1点を挙げていて、藤枝順心の勝利ではあるが、池口選手の大会であったと言っても過言ではないと思う。
試合は、
前半は無得点のまま後半へ
後半14分 右サイドからの池口選手のクロスのようなシュートが決まり先制。
1対0
そのまま試合終了。
藤枝順心 優勝!
両チームとも切り替えが早く、激しい戦いをしているにも関わらずファールが少ないとても良い試合だった!
技術力も高く、両チームともに社会人のチームに内定している選手もいるし、1年生で活躍していて今後楽しみな選手もいて、見応えがあった!
特に両チームのキャプテンは、INAC神戸に内定しているらしく今後は同じチームで同じユニフォームを着て戦うことになる。
なでしこリーグは、9年前にW杯で優勝して盛り上がったがその後下降気味、観客動員数も減ってきてるようで人気に陰りが見える。
この選手権のような試合をしていればまた人気の復活も有り得るので、ぜひこの試合の思いのまま、次のステップでも活躍してもらいたい。
破れた神村学園も昨年は1回戦負け、1年でよくここまで立て直してきたと思う。
中高一貫の学校で、寮生活をしている選手がほとんどのようなので、長い人で6年間生活をともにしてきて、この日もフェリーで鹿児島から13時間かけてやってきた。
家族よりも長い時間一緒にいるチームメイト
仲間の枠を超えて戦ってきた同士
一度きりの高校生活をサッカーに込めた思い
ピッチを走り回る姿
どれもすごく美しかった!
破れはしたけど、選手一人一人は最高の色に輝いていた!
時間が進めば進むほど、この試合は終わらないで欲しいという気持ちで胸が熱くなっていた。
チームメイトや支えてくれてる人に対して感謝を述べる選手も多くなっているが、こういった試合をすると言葉で発するより思いは伝わるのではないだろうか!?
学校関係者の方や親御さんたちには良いお年玉になったと思う。
見ている方も、感動的なシーンを見ることができて感謝の気持ちで一杯です。
心から、ありがとう!
藤枝順心の下級生の選手は連覇に向けて、神村学園の下級生の選手はリベンジに向けて、頑張って欲しいと思います。