カーリング日本選手権 女子決勝

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昨年の王者 中部電力 対 4年ぶりの栄冠を目指す ロコ・ソラーレ

予選リーグ・プレーオフと対戦し1勝1敗で迎えた決勝での最終決戦。

軍配が上がったのは、ロコ・ソラーレだった!

4年ぶり2度目の優勝を飾った!

プレーオフでの対戦で今大会唯一の延長戦にもつれ込んだ両者の戦いは、この決勝でも延長戦になる白熱した一戦となった。

最後の一投で一点を取り、ロコソラーレが7−6で勝利を収めたがミスの少ない非常に見応えのある試合だった。

 

この結果により、3/14〜カナダで行われる世界選手権への切符を手にした。

 

また、2022年に北京で行われるオリンピックの出場に関してもアドバンテージを取った形となる。

今大会と、来年行われる予定の同大会で連覇するとそのままオリンピック代表の権利が与えられるため、今大会の勝利は大きな意味を持つ。

昨年の大会では同じカードで中部電力が勝っており、3位に今大会でも3位になった北海道銀行が入っている。その前の年まで遡ると、優勝が富士急で準優勝が北海道銀行、3位に中部電力と実力は拮抗しているように思える。

その時の氷のコンディションで試合展開は大きく変わって来るのでそれを制したものが勝利を収めることができる。

2016   LS北見(北海道) 富士急(山梨)[W 6] 北海道銀行(北海道)
2017   中部電力(長野) LS北見(北海道) 富士急(山梨)
2018   富士急(山梨) 北海道銀行(北海道) 中部電力(長野)
2019   中部電力(長野) ロコ・ソラーレ(北海道)[W 5] 北海道銀行(北海道)
2020   ロコ・ソラーレ(北海道) 中部電力(長野) 北海道銀行(北海道)

LS北見ロコ・ソラーレは同じ)

 

それにしても、これほど一投一投が大きな意味をもった展開になるのと見ている方は面白いが、選手たちは相当なプレッシャーを感じながらのプレーになったのではないか!?

最終投球のロコソラーレ藤澤選手の一投により勝敗は決まったが、そのエンドの一人二投ずつの計八投全てに意味があり大切だと言うことを見せつけてくれた内容だった。

しかし、両チームとも試合中の会話に緊張感はあまり見られず落ち着いてプレーできていたように感じた。この辺の精神力は立派だと思う。

2018年の平昌オリンピックでの活躍により、その年の流行語にもなった「そだねー」はロコソラーレ(当時はLS北見)の選手たちによるものだし、「もぐもぐタイム」とおやつを食べるシーンも話題となり、人気という点でもロコソラーレに分があるのか?

 

中部電力北海道銀行の奮起に期待したい!

氷を溶かすほどの熱い戦いを繰り広げてもらいたい。

 

女子決勝の解説を勤めた、中部電力市川美余さんの解説は非常に分かりやすく聞き易かった。ご自身でも中部電力時代に日本選手権4連覇の実績がある。

その時のメンバーの一人が、今のロコソラーレの藤澤五月選手。

元チームメイトの活躍、そしてご自身が以前所属していたチームとの対戦ということで複雑な心境であったかとは思いますが、気持ちに左右されることなく適切に解説されていて好感がもてた。これからも変わらず続けてもらいたい。