全豪オープンテニス 2020 男子決勝
男子 決勝
ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア) 対 ドミニク・ティエム選手(オーストリア)
ノバク・ジョコビッチ選手 優勝!
全豪オープン史上最多の8回目の優勝。
ここまでの戦いを見ると、ジョコビッチ選手が圧倒するかなという感じだったけど、試合が始まってみると全くの互角、決勝戦にふさわしい一戦となった。
試合は、
6−4
4−6
2−6
6−3
6−4
セットカウント3対2でジョコビッチ選手の勝利。
試合開始からお互いの良さが出て、ミスが許されない状況で進んでいく。
そんな中、第2セット終盤でジョコビッチ選手がサービスゲームの時に2度タイムバイオレーションを取られてしまった。(タイムバイオレーションとは、主審がポイントをアナウンスしてから25秒以内にサーブモーションに入らなければならない。大会によって時間や罰則は異なるようです)
時間の管理なので、25秒のカウントダウンに入るタイミングや選手のルーティーンによってはこういう事も起こり得る事だけど、今回はジョコビッチ選手の試合運びがうまくいってなかったのかちょっと気持ちが穏やかではなかったようだ。
結果的にみればそのままの流れで第3セットも失ってしまうが、表情は終始穏やかだった。ジョコビッチ選手の内なる怖さを感じた。
良い流れのまま試合が進み結果ジョコビッチ選手に軍配は上がるが、準決勝のフェデラー戦で見せたようなギアを上げるシーンは見られなかった、それだけ心に余裕があったのだろう。
ジョコビッチ選手の力は計り知れない。
今シーズンは東京オリンピックがあるからグランドスラム+1の5冠の期待が高まる。
シーズン最初のグランドスラムを取って幸先の良い滑り出しを切れたジョコビッチ選手、本当に達成してしまいそう。
敗れたティエム選手も、ジョコビッチ選手を追い詰めファイナルセットまでもつれ込ませたことは賞賛に値する。3時間59分の熱戦を集中力を切らす事なくジョコビッチ選手に挑んだ素晴らしい準優勝だと思う。
グランドスラムの初タイトルも手が届くところまできているのではないだろうか。
それにしても、男子は中堅からベテランが頑張ってるなぁ。