全日本卓球選手権 女子ダブルス
準決勝
伊藤美誠選手・早田ひな選手ペア 対 塩見真希選手・梅村優香選手ペア
3人が19歳、1人が20歳という男子同様フレッシュな顔ぶれ。
大会2連覇中の伊藤選手と早田選手のペアをどのペアが破るのか注目が集まる。
そんな中、準決勝は相手にペースを握らせることなく伊藤選手・早田選手のペアが勝利した。
① 11−6
② 11−6
③ 11−7
ゲームカウント3対0で伊藤選手・早田選手ペアの勝利。
準決勝もう一試合は
長崎美柚選手・木原美悠選手ペア 対 芝田沙季選手・大藤沙月選手ペア
こちらはさらに年齢が下がり、両ペアとも一人は15歳の中学生。
しかも、長崎選手は17歳で、17歳と15歳のペアで現在ダブルスの世界ランク1位
らしい!
男子高校生ペアで驚いていたが、さらに凄いペアがいた。
しかし、試合は最終セットまでもつれ込む接戦だったが、芝田選手と大藤選手ペアが勝利した。
① 12−10
② 11−7
③ 3−11
④ 10−12
⑤ 9−11
ゲームカウント2対3で芝田選手・大藤選手ペアの勝利。
長崎選手と木原選手ペアは、ゲームカウント0−2から2ゲーム連取し、最終ゲームも4−9とリードされたところから5連続ポイントで同点に追いつく粘り、世界ランク1位の実力と意地を見せるが最後は力尽きてしまった。
事実上の決勝戦と言っても良いくらい素晴らしい戦いだった。
感動すら覚えた。
芝田選手と大藤選手のペアは、昨年のこの大会の決勝で伊藤選手・早田選手のペアに負けているのでそのリベンジへの力が勝ったのだろう。
決勝戦は、昨年と同じ組み合わせ。
リベンジか返り討ちか!?
決勝戦
やっぱり、伊藤選手と早田選手のペアは強かった!
大会3連覇達成!
芝田選手・大藤選手ペアのリベンジならず。
こんなこと書いたら失礼かもしれないけど、前半2ゲームは100%で戦っていないような感じ。
3ゲームを芝田選手・大藤選手が取ったあたりから力を発揮してきた。
ちょっとのミスも許してくれないし、全然慌てる様子もない。
この連覇はいつまで続くのだろう!?
東京オリンピックのメンバーに早田選手が入れなかったのも意外なほど…
男子を更に上回るというか下回るというか、年齢が若い!
準決勝進出者、8人の中で最年長が22歳、最年少が15歳で2人。
東京オリンピックの出場権を得ているうち二人が19歳で若くなったなぁと思っていたが、その二人を脅かす選手がゴロゴロいる。しかも若い!
ゲスト解説に来ていた福原愛さんも言っていたが、世界で戦う前に日本での戦いが熾烈。
日本代表に選ばれることは本当に難しくなって来ている。
もう東京オリンピックの出場選手は決まってしまっているが、今後の世界大会や4年後のパリオリンピック、8年後のロサンゼルスオリンピックへの戦いは始まっている。
決勝戦まで駒を進めた大藤選手と準決勝で涙を飲んだ木原選手は8年経ってもまだ23歳、開催地がまだ決まっていない12年後のオリンピックも充分目指せる!
大きな怪我などなく順調に伸びていって欲しいと思います。
とはいえ、間近に迫った東京オリンピックに出場する選手は悔いのない戦いで日本中を湧かせて欲しいと思います。
残念ながら東京オリンピックの代表選手には選ばれなかったが、早田選手はバックアップメンバーとして参加するようなので、オリンピックの雰囲気を体で感じ、今回の悔しさをバネに活躍していって欲しい。
カップ麺だけじゃなく、同年代も食っちゃおう!
その前にシングルス!
これだけ若く、実力も上がって来ているので激しい好ゲームが期待できる。