全日本卓球選手権 女子シングルス 準決勝・決勝
伊藤美誠選手の3年連続3冠を誰が止めるのか、伊藤選手が跳ね返すのか!
東京オリンピックの出場権のない二人のうちどちらかが主役の座を掴むことができるのか、注目されたが結果は悔しさを力に変えた早田選手の優勝で幕を閉じた!
早田選手 初優勝 おめでとう!
準決勝
① 9−11
② 7−11
③ 11−6
④ 11−9
⑤ 10−12
⑥ 11−4
⑦ 7−11
ゲームカウント3対4で早田選手の勝利。
ダブルスのペア同士の対戦となったこの試合、行き詰まる熱戦ずっと見ていたかった。
スポーツの試合を見ていて、終わってほしくないなぁと思ったのは初めて!
本当に良い試合だった。
試合開始から、伊藤選手の表情が硬いというか暗いというか冴えない風に見えたが、4ゲーム目辺りから厳しさの中にも明るさが出てきていつもの表情に戻った。
両選手の精神力、集中力は本当に見事だった。
もうひとつの準決勝は
石川佳純選手 対 橋本帆乃香選手
① 11−13
② 11−8
③ 14−12
④ 11−9
⑤ 11−4
ゲームカウント4対1で石川選手の勝利。
東京オリンピックを控えている石川選手に対して、出場権のない悔しさをぶつけられるか注目して見ていたが、石川選手に跳ね返される結果となった。
橋本選手は、3ゲーム目の先にゲームポイントを握りながら逆転されてしまったところにつきると思う、勝負の世界にたらればはないがあのゲームを取っていれば勝利も見えていたのではないか!?
しかし、この橋本選手のプレイスタイルは良いと思う。
カットマンでありながら攻める、個人的には好きだなぁ。
まだまだ、21歳と若く(10代の選手が多く活躍してるから若いとは感じないが)体も大きく技とパワーを兼ね備えているので、次のパリでのオリンピックに向けて頑張ってもらいたい。
応援していきたいと思う。
決勝戦
① 11−7
② 11−9
③ 11−4
④ 9−11
⑤ 11−8
ゲームカウント4対1で早田選手の勝利!
早田選手初優勝!
見事な戦いっぷりだった。
東京オリンピックをバックアップメンバーとして迎える悔しが勝利をもたらした、といえば簡単だけど実際はそんな簡単なものじゃない!
悔しいのは当然だけど、それはオリンピックに出場できない選手全員が思ってることで、その気持ちを力に変えるのは並大抵の努力ではない。
それを成し得た早田選手は本当に素晴らしかったと思う。
同じ19歳として、伊藤選手や平野選手と比較されることも多く、二人はこの全日本のタイトルを取っているが早田選手は取っていなくプレッシャーに感じることもあったと思うがその重圧をも跳ね除けた。
二人の選手より遅れをとってるような書き方をされることもあるが、プレイスタイルがそれぞれ違うように人間としてのスタイルも当然違うわけで、そんなことは関係ない。
何よりまだ10代、遅いというレベルではない。
体も大きくパワーはあるけど動きも俊敏で、このまま成長していけば日本人のトップも夢ではないだろう!(世界ランクが)
期待が高まる。
そこに、今回結果を残せなかった東京オリンピックの出場権を持つ選手たち、さらに中学生の台頭と選手層が厚くなってきているので、中国に変わって日本が卓球王国となる日は近いのではないだろうか!?
また、そうなってもらいたい!